
PHILOSOPHY
PHILOSOPHY
未来へつなぐ、
地球の記憶。
初めて水族館に行った時のことを覚えていますか?
水塊を勢いよく泳ぎまわるダイナミックな魚群に驚きを覚え、テレビや本でしか見たことのない水中世界の美しさや不思議な魅力に、すっかりこころを奪われたのではないでしょうか。
日本初の水族館は、1882年、上野動物園で公開された観魚室、通称“うおのぞき”だと言われています。そして戦後になると、それまで上からしか鑑賞できなかった水中の世界を、立体的に正面から見ることが可能となりました。
技術の進歩が新しい視覚世界を切り開き、水族館は常設のエンターテインメント施設として誰もが楽しめるようになったのです。
しかし近年、水族館や動物園のトレンドは“生態系の保全と動物福祉”へと変わりつつあります。命の神秘を学び、地球環境を守ることの大切さを発信する研究・教育の拠点となることが重要な役割と考えられているのです。
生態系の神秘やうつくしさ、そしてそれを創造する自然環境の素晴らしさひとつひとつを「地球の記憶」として記録し、次世代に守り伝えていくこと。
わたしたちaquazooは、その使命をビジョンとして掲げ、企業理念・行動規範とすることで、企業のブランド価値を高めていきます。























OVERVIEW
OVERVIEW
世界水準の
水族館を仕掛ける

世界有数の水族館大国、日本。最先端の設備が完備された大型施設から、ふらりと通える都市型施設。そして知的好奇心を刺激する特化型施設と、全国には150館を超える個性あふれる水族館があふれています。
しかしその全てが飼育・展示される動物たちにとって、けしてベストな環境とは言えないのが現状です。
水族館の主役は誰なのか?
展示方法やエンターテインメントのコンテンツは動物たちにとって最適な環境になっているのか?
それらの問題点や矛盾点、エンターテインメントビジネスとしての葛藤を少しずつ解決しながら「世界水準の水族館」の仕掛け人になることがaquazooの重要な役割だと考えています。
「世界水準の水族館」を仕掛ける
3つのビジネスコンテンツ
aquazooのビジネススキームは
事業目的に沿ったテーマごとに
大きく3つのコンテンツで構成されます
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AQUARIUM PROJECT
アクアリウムプロジェクト
地方自治体や地域企業、それぞれの目的やニーズに即した水族館のプロデュースおよび企画・運営です。地方創生事業や公共施設、ショッピングモールなどの複合施設とコラボレーションすることで、観光コンテンツとしての活用を目指した水族館などが、このプロジェクトの核となる事業です。
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LABORATORY PROJECT
ラボラトリープロジェクト
生態系の保全や個体の保護・繁殖を主な目的とした専門分野特化型水族館のプロデュースおよび企画・運営です。企業の中長期ヴィジョンとしてaquazooが最も重要なテーマに捉えるプロジェクトでもあります。
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HAKOBUNE PROJECT
ハコブネプロジェクト
水族館に関わる周辺企業や地域産業と連携し新規事業を企画推進するプロジェクトです。
1次産業とのタイアップや、その活動を起点とした6次産業化への取組。地域文化との融合などが事業基盤となります。

PROJECT
PROJECT
世界初にして、
唯一無二。
みらい海洋館
世界水準の水族館を仕掛ける。
そんなaquazooがプロデュースする第1弾プロジェクトが「みらい海洋館」の創設である。
その概要は、マナティーの保護、飼育そして繁殖を目的とした専門性の高いラボラトリー型の水族館。
アメリカマナティー、アマゾンマナティー、そしてアフリカマナティー。地球上に生存する全種のマナティーがひとつの施設で飼育・研究され、かつその活動の裏側を一般開放することにより、誰もが気軽に鑑賞・共有できる。
世界初にして唯一無二の水族館は、aquazooのビジネスモデルを象徴するエビデンスとして世界に衝撃を与える。
MUSEUM CONCEPT

世界で初めての
マナティー専門水族館で、
マーケットやターゲットは
ワールドワイドになる
世界には3種類のマナティーが生存します。
フロリダや、中米、カリブ海、南米などに生息する「アメリカマナティー」。ブラジル、ペルーのアマゾン川、エセキボ川水系などに生息する「アマゾンマナティー」。そして、アフリカ大陸西海岸の沿岸と河、湖などに生息する「アフリカマナティー」。
マナティーはジュゴンとともに人魚伝説のモデルになったといわれる海の生物。体の大きさは3メートルを超える大型のほ乳類で、海牛類のマナティー科に分類されています。人懐こく優しい性格で、のんびりと水中に浮かぶその姿は、海の癒やし系のアイドルとして世界中のマナティーファンに愛され続けているのです。
しかし同時に現在、マナティーも絶滅の危機にある生き物のひとつなのです。

3種類すべてのマナティに
ひとつの水族館で
出会えることの意味

現在、日本でマナティーを飼育公開しているのは4つの水族館だけ。鳥羽水族館(三重県・アフリカマナティー)、沖縄美ら海水族館(沖縄県・アメリカマナティー)、新屋島水族館(香川県・アメリカマナティー)、熱川バナナワニ園(静岡県・アマゾンマナティー)。これらの水族館で飼育される、わずか6頭だけが国内で鑑賞できるマナティーなのです。
しかも、同時に複数種のマナティーを飼育している水族館は世界にも類がありません。
それを世界で初めて実現するのがaquazooのプロジェクト、「みらい海洋館」の創設です。
生息地の開発・破壊、水質汚染、食用や皮用としての乱獲、漁業による混獲などにより、マナティーの生息数は年々減少しています。
生息地では法的に保護の対象とされていることもありますが、実効性のある対策が取られていないのが現状です。
マナティーの保護、飼育そして繁殖を目的としたラボラトリー型水族館。その最大の目的は、マナティーの生態を解明し、いのちを未来につなげていくことにあります。
世界のマナティーがひとつの施設で飼育・研究され、かつ水族館として鑑賞できる。このことは、世界中のトピックスでもあり、サスティナブルな取組でもあるのです。
MUSEUM FACILITY DESIGN

世界のお客さまを
お迎えするに値する、
敬意と格式を備えた
象徴的な
施設建築を目指す
「みらい海洋館」のニュース性を考えると、マーケットおよびターゲットは世界各国にひろがると想定されます。
そのため、施設建築にも特徴を持たせていきたいと考えています。施設の目的はマナティーを飼育・研究し繁殖につなげていくことにあります。そのためにも研究施設としての機材や専門施設は効率的に設備していくことが必要です。
一方、「みらい海洋館」最大の特徴は研究施設の裏側を水族館というスタイルで間近に鑑賞できること。そこで施設建築においてもご来館になるゲストの方々に対して敬意と格式を備えた象徴的なデザインを採用。
ホスピタリティ向上を図るとともに、期待を超えたよろこびや感動を体感していただきます。




施設デザイン・設計・監修
高須賀 大
株式会社スタンダーズ・代表取締役
慶應義塾大学大学院政策メディア研究科卒業後、株式会社カルチュア・コンビニエス・クラブに参画。
蔦屋書店や公共施設の空間デザイン、プロジェクトマネージメントなど多岐にわたる業務を担当。代表的な設計に羽田空港および高知の蔦屋書店、熊本県・不知火図書館や山口県・徳山駅前図書館の内装空間設計など。主に大規模な商業施設、公共施設の設計を得意とする。
2022年に故郷・愛媛県松山市にて株式会社スタンダーズを設立。愛媛と東京を2拠点に精力的に全国のプロジェクトを手掛ける。
PROJECT SUMMARY
官学民が連携した
ビジネススキームの構築が、
サスティナブルな
プロジェクトの推進を実現
地方自治体から地域企業、そしてお客さま一人ひとりのお力で。みんなが一丸となって施設運営をサポート、推進していけるような、持続性の高いビジネススキームの開発が必須となる。
「みらい海洋館」のプロジェクト実現には、官学民の連携・協調は不可欠であると考えています。
それは施設立地場所を提供してくれる地方自治体しかり。施設・設備を保有する企業体制しかり。
もちろん世界各国からサポーターを募り生き物たちの飼育資金調達はおこないますが、海洋生物の研究には多くの時間と費用を要します。
環境保全活動につながる研究は、企業の社会貢献ニーズにも合致します。地域社会においては観光コンテンツとして地方創生に活用することも十分可能となります。
官学民が連携した活動が長期的な支援と資金調達を容易にし、プロジェクトの継続性を高めるのです。
みらい水族館、地域社会と企業、そしてサポーターとなるゲストの方々が、ウィン(Win)×ウィン(Win)の関係を築く、サポートとアドバンテージの相互関係を可能とする多彩な仕掛けづくりで、世界水準の水族館実現を目指します。
ABOUT
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SAKURAI TOSHIYUKI aquazoo代表取締役社長/CEO
櫻井俊行
演出・運営管理
劇団四季で俳優としての活動をスタート。ニューヨークに渡ると、ブロードウェイにてレ・ミゼラブルなど様々なステージへの出演を果たす。
その後、日本に帰国すると、俳優としてNHKの朝ドラなど多くのドラマやCMに出演する傍ら、東京ディズニーリゾートに代表されるナレーションにチャレンジするなど、活動の幅を広げていった。
2008年、新屋島水族館にてイルカショーの脚本・演出を担当したことがきっかけとなり、空間演出や水族館の運営までにも携わるようになる。
2021年には香川県に移住。新屋島水族館の館長として水族館運営を含めた経営全般を担う。 -
FUJITA HIDEAKI aquazoo取締役副社長/COO
藤田秀彰
経営・財務管理
映像ディレクター、舞台監督、プロモーションプランナーとして広告業界で活動。2005年、WEBコンテンツ会社に経営陣として参画、企業の上場準備などに携わる。
2017年、ユナイテッドネバーノウズ株式会社を設立。プロバスケットボールリーグ・香川ファイブアローズの代表取締役を任されると、財政難で経営存続が危ぶまれていた球団をわずか3年で再生させた。現在は愛媛オレンジバイキングスの専務取締役に就任。チーム再建に尽力する一方で、スポーツエンターテインメントによる地方再生を手懸ける。 -
KIKUCHI MUMI コーディネーター/上席研究員
菊池夢美
マナティー研究所理事
大学生の頃、水族館で出会ったマナティーに一目惚れし、彼らのことを知りたくて研究をはじめる。それからはマナティー目指して猪突猛進の日々。運良くアマゾンマナティーとの縁がつながり、実に10年以上の共同研究を続けている。
その縁から、アメリカマナティー、そしてアフリカマナティーと世界のマナティー3種すべてを対象とした研究に携わるという、貴重な経験と実績を持つ。
マナティーの研究を発展させながら、これまでに得た経験や専門知識を活かし、未来へとつないでいくことがライフワークである。 -
UEDA KEIICHI アドバイザー/附属動物病院獣医師
植田啓一
獣医学博士
沖縄美ら島財団総合研究所附属動物病院院長。
イルカをはじめ、マナティー、ウミガメ類、ジンベエザメやナンヨウマンタなど大型水棲動物の健康管理に取り組む。さらに、日本では初めてイルカの全身麻酔に成功したほか、水中での超音波画像診断も実施している。
水中生活を営む水棲動物は取り扱いが難しく、それぞれの個体に合わせた検査や治療方法に工夫が必要となる。獣医師と飼育員たちが24時間つきっきりで治療にあたることも稀ではないという。現在は動物健康管理室室長、上席研究員の責務も兼任する。
aquazoo株式会社
aquazoo co.,ltd.
Takamatsu Centralsky Bldg. 3F South,10-5 Tenjinmae, Takamatsu City,
Kagawa, 760.0018 Japan
F +81 87 802 4316
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